夏が終わって鏡を見たとき、「あれ、こんなに明るかったっけ?」と驚いた方はいませんか。
紫外線やプール、毎日のシャンプーで、夏の髪は想像以上に色が抜けています。
この秋、透明感を取り戻すならオリーブベージュ。Endearing銀座のスタイリストが、いま一番おすすめしたい色です。
美容師がこの秋オリーブベージュを推す理由
9月に入ってから、カウンセリングで毎日のように聞く言葉があります。
「なんだか髪がオレンジっぽくて、パサついて見えるんです」
この相談、本当によくあります。そしてその答えとして、私たちがまず提案するのがオリーブベージュです。
理由はシンプルで、夏に浮いてきた赤み・黄みを打ち消す力が、数ある透明感カラーの中でも特に強いから。グレージュやアッシュより柔らかく、肌なじみも良い。秋冬の服にもすっと溶け込みます。
夏の褪色で、髪の中では何が起きているのか
色が抜けてオレンジっぽくなるのには、ちゃんとした理由があります。
ヘアカラーの色は、髪の内側(コルテックス)で発色した染料と、もともとの髪に残っている色素の組み合わせで見えています。夏はその両方にダメージが重なるんです。
| 夏の褪色の原因 | 髪の内部で起きていること | 見え方の変化 |
|---|---|---|
| 紫外線 | 染料の分子が分解され、キューティクルのタンパク質も酸化して傷む | 色が薄くなり、ツヤが消える |
| 汗・皮脂・洗髪回数の増加 | 開いたキューティクルの隙間から染料が流れ出る | 1〜2週間で一気に明るくなる |
| プール・海水 | 塩素や塩分がキューティクルを硬くし、染料の流出を早める | 毛先がパサついて黄色っぽくなる |
| 寒色の染料が先に抜ける | アッシュ系の染料は分子が小さく、髪から抜けやすい | 赤み・オレンジみだけが残る |
ポイントは最後の「寒色の染料が先に抜ける」項目です。くすみ系の寒色は、髪から一番先にいなくなってしまう色になります。
さらに日本人の髪には、赤〜黄色の色素(フェオメラニン)が多く残りやすい特徴があります。寒色が抜けたあとに、この赤みと黄みが表に出てくる。これが「夏の終わりのオレンジ髪」の正体です。
なぜオリーブベージュなら透明感が戻るのか
色相環で見ると、赤の反対側にあるのが緑です。反対の色どうしを重ねると、お互いを打ち消し合って濁りのない色に近づきます。
オリーブベージュは、この緑みを含んだベージュ。浮いてきた赤みをグリーン系のピグメントで中和しながら、ベージュの柔らかさで仕上げる色です。
Endearing銀座では、夏の褪色毛に対して「暗めのベースにオリーブ系の寒色ピグメントを仕込む」設計をしています。表面の色だけでなく、髪の奥に残った赤み・黄みまで中和しておくのが狙いです。こうしておくと、次に色が抜けてきたときもオレンジが浮きにくくなります。
| 褪色後の髪の状態 | 残っているアンダートーン | Endearing銀座のオリーブ配合方針 |
|---|---|---|
| 明るさ8〜9レベル、全体がオレンジっぽい | オレンジ〜赤み | グリーン強めのオリーブで中和し、トーンを1〜2段落とす |
| 毛先だけ黄色く抜けている | 黄み | 毛先にだけ寒色を足し、根元〜毛先の明るさをそろえる |
| ブリーチ履歴あり・毛先がほぼ金髪 | 淡い黄み | 色の入りすぎを防ぐため低めの濃度から。くすみすぎない配合に調整 |
| 白髪が少し混ざってきた | 白髪部分は色素なし | ブラウンを少量足して白髪をなじませつつ、オリーブの透け感を残す |
夏のダメージが強い方には、クリームプレックスを入れたカラー剤の2液を併用した髪質改善カラーもご提案しています。
染めながら髪の内部を補強するので、パサつきが気になる秋の髪と相性が良いんです。
写真で見るオリーブベージュの質感
こちらは鎖骨にかかる長さのミディアムに、深めのオリーブベージュを入れたスタイルです。
左の写真はサロンの照明の下。明るさを抑えたダークトーンなのに、毛先にかけてうっすらグレーがかったオリーブが透けて見えます。黒髪のような重さはなく、「暗いのに軽い」という印象です。
この写真は鏡前の明るい光で撮ったもの。頭の丸みに沿ってツヤの帯がはっきり出て、色の奥にほんのりベージュの柔らかさが見えます。光が当たっても赤みやオレンジみが一切出ていないのが分かるでしょうか。
カットは毛先に重さを残したワンレングス寄り。毛先だけ軽く内側に入る丸みをつけているので、ストレートでも毛先がまとまり、色のツヤがきれいに反射します。
こうしたオリーブ系の実例は、Instagram(@endearing_hair_design)でもたくさん紹介しています。
明るさ違いを見比べると、イメージがぐっと湧きやすいです。
オリーブベージュの魅力
全部言わせてください
正直に言うと、スタイリストとしてはこの色の良さを語り出すと止まりません。
- 赤み・オレンジみを、まるで最初からなかったかのように消してくれる。夏の褪色に悩んだ方ほど、仕上がりの差に驚かれます。
- 暗めでも重く見えない。深いトーンなのに、光に当たるとふっと透ける。この「暗いのに軽い」感覚は、オリーブならではです。
- ツヤが段違いに出る。濁りのない色はツヤを邪魔しません。傷みが目立ちにくく、髪がきれいに見えます。
- 肌の色を選びにくい。グレージュほどクールに寄りすぎず、ベージュの柔らかさで黄み肌にも白い肌にもなじみます。
- 色落ちしても汚くならない。抜けていく過程でもオレンジに戻りにくく、柔らかいベージュへと自然に移り変わります。
- オフィスでも浮かない。落ち着いたトーンなのでお仕事の規定が厳しい方にも。それでいて「髪色変えた?」と気づかれる絶妙さがあります。
- 秋冬の服と抜群に合う。カーキ、ブラウン、ネイビー、黒。秋のワードローブがいつもより洗練されて見えます。
知っておいてほしいデメリットと、その対策
良いことばかり並べるのはフェアじゃないので、苦手なところもはっきりお伝えします。
- 明るめのオリーブは、正直かなり色落ちが早い。寒色は抜けやすい色なので、ハイトーンだと2〜3週間で印象が変わります。だからこそEndearing銀座では、暗めベースに寒色を仕込む設計で色持ちを補っています。
- 1回目は「思ったより暗い」と感じることがある。赤みが強い髪ほど、中和にしっかり色を使うためです。2回目以降は赤みが減るので、より明るく透明感のある色が狙えます。
- ブリーチ毛は緑っぽくなるリスクも。黄色が強い髪に濃いグリーンを入れると、色が転ぶことがあります。履歴を伺ったうえで、濃度を細かく調整します。
どれも事前のカウンセリングで避けられることばかりです。過去の施術履歴は、分かる範囲で教えてくださいね。
こんな方におすすめです
- 夏の間に髪色が抜けて、オレンジっぽさが気になっている
- もともと赤みが出やすく、アッシュ系がすぐ消えてしまう
- 暗めにしたいけれど、黒髪のような重さは避けたい
- 職場の規定内で、さりげなく透明感を出したい
- 傷んだ髪のツヤを取り戻したい
シーン別・オリーブベージュの合わせ方
- オフィス:6〜7レベルの深めトーンが◎。白シャツやグレーのジャケットと合わせると、知的で柔らかな印象に。
- 休日:ニットやカーキのアウターに。毛先をゆるく巻くと、ベージュの柔らかさが引き立ちます。
- モードな装い:黒の服と合わせると、髪のオリーブがほんのり浮き上がって洒落感が出ます。
暗めのトーンで透明感を楽しみたい方は、以前書いた暗髪でも叶う透明感カラーの記事も参考にしてみてください。
まとめ
秋は「夏のダメージを色で取り戻す」季節
夏の褪色は、髪がそれだけ頑張った証拠でもあります。
オレンジっぽくなった髪を、ただ暗く染め直すだけではもったいない。赤みを中和して、ツヤと透明感を取り戻す。それがオリーブベージュの一番の魅力です。
鏡を見るたびに、ちょっと嬉しくなる秋にしませんか。
ご予約時に「オリーブベージュ希望」とお伝えいただければ、髪の状態に合わせた配合をご用意してお待ちしています。
ご予約はホットペッパービューティー、またはポイントが貯まるEndearing銀座公式アプリからお願いします!!
Endearing 【エンディアリング】
住所:東京都中央区銀座4丁目10−14
Acn銀座4ビルディング 5階
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