グレージュがすぐオレンジになるのはなぜ?銀座の美容師が色素設計を解説

query_builder 2026/10/04
グレージュがすぐオレンジになるのはなぜ?銀座の美容師が色素設計を解説

この秋、透明感を仕込むならグレージュ


朝晩の風がひんやりしてくると、髪色も少し落ち着かせたくなりますよね。

そんな季節にEndearing銀座のスタイリストがいちばん推しているのが、透明感のあるグレージュです。

「暗くしたいけど、重たく見えるのはイヤ」


その気持ちに、ちょうど応えてくれる色なんです。






スタイリストがグレージュを推す理由


グレージュは、グレーとベージュを掛け合わせた色です。

グレーのくすみで赤みを抑え、ベージュのやわらかさで肌なじみを残す。この“いいとこ取り”が魅力です。

実際にご提案していて感じるのは、トーンを上げなくても印象が軽くなること。明るさは控えめなのに、光に当たると髪が透けるように見えるんです。


秋冬のニットやジャケットとも相性がよく、季節の変わり目に「なんだか垢抜けたね」と言われやすい色でもあります。





赤み・オレンジみが出やすい方ほど、

グレージュが効く


「明るくするとすぐ赤っぽくなる」「色が抜けるとオレンジになる」。カウンセリングでとても多いお悩みです。


スタイリストがよくお伝えするのは、「それ、日本人の髪の“あるある”なんです」ということ。


髪の中には2種類のメラニン色素があります。黒褐色のユーメラニンと、赤〜黄色のフェオメラニンです。

カラー剤で明るくすると、先に分解されるのはユーメラニンのほう。赤みのあるフェオメラニンは残りやすく、これが赤み・オレンジみの正体です。


つまり、ただ明るくするだけでは赤みは消えません。残る色を見越して、反対色を“仕込む”必要があります。

色相環でいうと、赤の反対はグリーン、オレンジの反対はブルー寄り。グレージュの「グレー」部分は、この補色の考え方で設計しています。





Endearing銀座のグレージュ色素設計


同じ「グレージュ」でも、髪の状態によってレシピはまったく変わります。Endearing銀座では、根元から毛先まで履歴を見ながら配合を決めています。


髪の状態残りやすいアンダートーン配合の考え方
黒髪・バージン毛赤〜赤橙アッシュに少量のバイオレットを足し、赤を打ち消す。ブリーチなしで対応
前回カラーが褪色しているオレンジアッシュを多めにし、マット(グリーン)寄りで中和する
10レベル以上の明るめ黄みバイオレットを少し効かせつつ、ベージュの温かさは残す
白髪が混ざっている白髪部分は色が乗りにくいブラウンをベースに足し、白髪を浮かせずなじませる

ポイントは、暗めのベースに寒色系の色素を重ねること。こうしておくと、色が抜けてきてもオレンジではなくベージュ寄りに褪色していきます。

また、ダメージを抑えたグレードの薬剤を選んでいるのもこだわりです。キューティクルが荒れにくいぶん、光をきれいに反射して透明感が出やすくなります。




Before/After:赤みブラウンから透明感グレージュへ






Afterは明るさはほとんど同じまま、赤みだけをすっと引いたグレージュに。中間から毛先にかけて光が抜け、髪の向こう側が透けるような柔らかさが出ています。



肩下で揺れるレイヤーのウェーブも、色が軽くなったことで空気を含んで見えますよね。同じ巻きでも、赤みがないだけでこんなに軽やかになるんです。

室内の照明の下でもくすみすぎず、自然光の下ではさらにベージュのツヤが際立つ色味です。





グレージュが色落ちしやすいって本当?


正直にお伝えすると、寒色系の色素は分子が小さく、シャンプーで流れ出やすい性質があります。

だからこそ、Endearing銀座では「色が抜けた後の姿」まで設計しています。


  • 暗めのベースに寒色を仕込み、褪色してもオレンジが浮きにくくする
  • ダメージを抑えた薬剤で、色素が抜け出しにくい髪の状態を保つ
  • 6〜8週間ごとのリタッチで、毛先に寒色の色素を少しずつ重ねていく

実は、グレージュは回数を重ねるほどきれいになる色です。毛先に残った寒色の色素が下地になり、赤みがどんどん出にくくなっていきます。






こんな方におすすめ


  • 明るくするとすぐ赤っぽくなる
  • ブリーチなしで透明感を出したい
  • オフィスでも浮かない、落ち着いた髪色にしたい
  • 暗めにしたいけど、のっぺり重く見えるのは避けたい
  • 白髪が少し気になり始め、明るめでなじませたい





ファッション・シーン別の相性


オフィス:白シャツやネイビーのジャケットに合わせると、髪だけが浮かずに品よくまとまります。

休日:ブラウンやベージュのニットと合わせると、ワントーンのやわらかな雰囲気に。

モード:黒やグレーのコーディネートには、グレー感を強めたグレージュがよく映えます。





お客様の例:29歳・薬剤師の方


調剤薬局にお勤めの29歳の方は、「職場の規定で明るすぎる色はNG。でも地毛の赤みが苦手」というご相談でした。

「それ、日本人の髪の“あるある”なんです」とお話ししたところ、少しほっとされた様子でした。

明るさは7レベル前後にとどめ、アッシュと少量のバイオレットで赤みを中和。白衣を着たときにも浮かない、落ち着いたグレージュに仕上げました。

2か月後のご来店時には「抜けてきても茶色っぽくならないのがうれしい」とのこと。こういう一言が、本当に励みになります。





まとめ:暗めでも“透ける”髪は叶います


グレージュの透明感は、明るさではなく色素設計で決まります。

赤みが出やすい髪こそ、補色を仕込むことでぐっと垢抜けて見えるんです。

暗髪のまま透明感を出したい方は、「暗髪でも叶う透明感カラー」の記事も参考にしてみてくださいね。

ご予約時に「グレージュ希望」とお伝えいただければ、髪の履歴を伺ったうえで、あなたに合う配合をご提案します。



[新規の方ご予約はこちら]Endearing銀座



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Endearing 【エンディアリング】

住所:東京都中央区銀座4丁目10−14

Acn銀座4ビルディング 5階

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