オレンジに退色しない透明感カラー|暗めオリーブベージュを銀座のプロが解説

query_builder 2026/09/26

この秋、透明感を仕込むなら

「暗めのオリーブベージュ」



夏の紫外線を浴びた髪、なんだか赤っぽく見えていませんか。

秋は、明るさを足すより「濁りを引く」カラーが似合う季節です。

そんな今、Endearing銀座のスタイリストがいちばん推しているのが暗めトーンのオリーブベージュ。黄色味を見せず、落ち着いた深さの奥に透明感が透ける色です。




スタイリストがオリーブベージュを推す理由


「暗くしたいけど、重たく見えるのは嫌なんです」

この相談、本当によくあります。

暗いトーンで透明感を出す。一見、矛盾しているようですよね。

でも、実はここがオリーブベージュの得意分野なんです。

明るさではなく、色の「濁り」を取り除く。それだけで、暗いトーンでも光を通すような軽さが生まれます。

そして、その濁りの正体は、日本人の髪がもともと持っている赤みと黄味です。




なぜ日本人の髪は染めると

黄色やオレンジに転ぶのか



日本人の髪には、黒褐色の「ユーメラニン」が多く含まれています。

もうひとつ、赤〜黄色系の「フェオメラニン」も潜んでいます。

カラー剤のアルカリと過酸化水素は、この色素を分解して髪を明るくします。


ところが、分解されやすいのはユーメラニンのほう。フェオメラニンは壊れにくく、髪の中に残りやすいんです。

だから、ブリーチなしで明るくすると赤〜オレンジが現れます。さらに明るくすると、今度は黄色が顔を出す。

これが、いわゆる「アンダートーン」です。

多くの方が経験する「染めて2週間でオレンジっぽくなった」の原因は、ほぼこれ。

入れた色が抜けて、地のアンダートーンが表に出てきてしまうんですね。






オリーブ×ベージュの組み合わせが

「濁らない透明感」を生む仕組み



色相環では、赤の反対側に緑があります。

反対の色同士を重ねると、お互いの彩度が打ち消されて無彩色に近づきます。これが「補色」の関係です。

オリーブは、黄色に少量の青を加えた緑みのカラー。つまり赤みとオレンジみを、内側から中和してくれる色なんです。

ただ、オリーブだけで仕上げると少し問題があります。

緑みが強く出すぎて、光によっては「くすんだカーキ」に見えてしまう。肌の血色まで奪ってしまうこともあるんです。

そこでベージュの出番です。

ベージュは彩度をぐっと抑えた、やわらかな暖色。オリーブの硬さをほどいて、肌なじみのいいニュアンスに整えてくれます。



色の要素髪の中での役割多すぎると…
オリーブ(黄+青)赤み・オレンジみを補色で中和するカーキっぽく、くすんで見える
ベージュ柔らかさと肌なじみを足す黄色寄りに転び、透明感が薄れる
アッシュ(青)残った黄味を抑え、褪色を先回りする青黒く沈み、重たい印象に
トーン(明度)7〜8レベル前後で深さを残す上げすぎると黄味が出やすくなる


Endearing銀座では、この4つを髪の履歴ごとに微調整しています。

たとえば、前回のカラーで赤みが残っている毛先には、オリーブの比率を少し上げる。

逆に、黄味が出やすい細い髪なら、アッシュ寄りのピグメントを仕込みます。


ここで大事なのが「先回りの色素設計」という考え方です。

青系の染料は分子が小さく、髪から最初に抜けていきます。つまり、時間とともに黄色が浮いてくるのは避けられません。

だからこそ、初めから少しだけ寒色を多めに入れておく。そうすると、褪色の途中でもオレンジや黄色が主張しにくくなるんです。



ちなみに、髪の履歴別のアンダートーンと配合方針については、以前の「オリーブベージュ×透明感カラー」の記事でも詳しくお話ししています。あわせて読んでいただくと、より理解が深まると思います。






写真で見る、光によって表情が変わる

オリーブベージュ



今回の写真は、同じ方を2つの角度から撮ったものです。

左の写真は、店内の白い照明の下。根元から中間は、ほとんど黒に近い深いオリーブブラウンに見えます。


毛先にかけて、グレーがかったカーキベージュへすっと明るさが移っていく。黄色の気配は、どこにもありません。

右の写真は、少し角度を変えて光を受けたカットです。

同じ髪なのに、表面にはやわらかなベージュのぬくもりがふわっと浮かんでいます。


でも、オレンジには転ばない。ここがオリーブの補色効果が効いている証拠なんです。

もうひとつ注目してほしいのが、ツヤの出方。

頭の丸みに沿って、縦にまっすぐ光のラインが走っていますよね。赤みや黄味の濁りがないぶん、光が素直に反射して「透けるようなツヤ」に見えるんです。


シルエットは、胸下まであるロングに軽いレイヤーを入れています。

毛先には、ゆるく外へ流れる巻き。動きのある毛先ほど明度差が見えやすくなり、暗めでものっぺりしない立体感につながっています。





「重く見えないのに、ちゃんと落ち着く」

オリーブベージュの魅力


  • 暗めのトーンなのに、重さより「軽やかな深み」を感じる
  • 落ち着いて見えるのに、地味にはならない
  • 室内ではシックに、陽の光ではやわらかく見える
  • 黄色味がないから、どんな服にも品よくなじむ
  • 褪色してもオレンジが出にくく、色の変化がきれい




こんな方におすすめです



  • 職場の規定があり、暗めのトーンしか選べない方
  • 染めるとすぐ赤っぽく、オレンジっぽくなってしまう方
  • ブリーチはしたくないけれど、透明感はほしい方
  • アッシュだと青黒く沈んでしまった経験がある方
  • 黄味の出たパサついた見た目を卒業したい方




実際のお客様の声

客室乗務員・25歳のケース


先日ご来店されたのは、国際線の客室乗務員をされている25歳の方。

「会社の規定で明るさに上限があるんです。でも、真っ黒だと顔が暗く見えて…」というご相談でした。


さらに、フライトで機内の乾燥や移動先の紫外線にさらされることが多い。そのため、前回のカラーは1か月ほどで毛先がオレンジっぽく退色していたそうです。


「規定の範囲で、それでも抜け感がほしいんですよね」と、少し困った顔でおっしゃっていたのが印象的でした。

そこで、根元〜中間は規定内の暗めトーンにしぼり、深いオリーブブラウンに設定しました。

毛先には、残っていたオレンジみを打ち消すため、オリーブの比率を少し高めに調整。仕上げにベージュでやわらかさを足しています。

仕上がりを鏡でご覧になって、「暗いのに、なんか軽い!」と笑ってくださいました。


その後のご来店では「1か月経っても黄色くならなくて、制服にもなじむんです」と嬉しいご報告も。規定と、おしゃれしたい気持ち。そのどちらもあきらめなくていいんです。





ファッション・シーン別の相性


シーンオリーブベージュの見え方相性のいい装い
オフィス暗めトーンで清潔感と信頼感グレー、ネイビー、白シャツ
休日陽の光でベージュのやわらかさが際立つニット、デニム、ブラウン系
モードくすみ感が洗練された空気をつくる黒、カーキ、シルバーアクセ
秋冬の装い深みが季節の素材感とリンクするウール、スエード、ボルドー小物


写真のお客様が着ているようなグレーのニットとも、とても相性がいいんです。

黄味のない髪色は、寒色の服とも暖色の服とも喧嘩しません。クローゼットを選ばない髪色、と言ってもいいかもしれません。





まとめ

明るさを足すより、濁りを引く秋へ


透明感は、明るさだけで決まるものではありません。

赤みと黄味をていねいに引き算し、オリーブとベージュのバランスを整える。そうすることで、暗めのトーンでも光を通すような髪色がつくれます。

Endearing銀座では、髪の履歴や退色の傾向まで伺ったうえで、その方だけの配合を組み立てています。

また、ダメージを抑えたグレードの薬剤を使っているので、繰り返し染める方にも安心していただけます。

「どうせまたオレンジになる」と思っている方にこそ、一度試してほしい色です。

鏡を見るたびに、ちょっと嬉しくなる。そんな秋の髪色を、一緒につくりませんか。

ご予約の際に「オリーブベージュの記事を見た」とお伝えいただくと、カウンセリングがスムーズです。



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Endearing 【エンディアリング】

住所:東京都中央区銀座4丁目10−14

Acn銀座4ビルディング 5階

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